会社の種類は、「株式会社」、「合同会社」、「合資会社」、「合名会社」の4種類あります。
「株式会社」と「合同会社」は、出資者が有限責任を負うのに対し、「合資会社」と「合名会社」は無限責任を負う負います。
ここでは「株式会社」と「合同会社」について説明していきます。
有限責任とは、会社が倒産した場合には出資した範囲のみ責任を負うことです。
一方、無限責任は債務全額に対し責任を負います。す。
例えば、株式会社に100万円出資した場合に、会社が倒産した際は出資額100万円は返してもらえませんが、それ以上債務を負う事はありません。
しかし、合資会社や合名会社の有限責任社員は、債務全額について無限に責任を負うことになります。
株式会社 | 合同会社 | |
出資者の責任 | 有限責任 | 有限責任 |
出資者の人数 | 1人以上 | 1人以上 |
最高意思決定機関 | 株主総会 | 出資者 |
業務執行機関 | 取締役・取締役会 | 出資者 |
業務執行者の任期 | 最高10年 | 任期なし |
会社の代表者 | 取締役または代表取締役 | 各社員または代表社員 |
広告の義務 | あり | なし |
定款認証 | 不要 | 必要 |
登録免許税 | 15万円〜 | 6万円 |
初期費用を抑えられるのが合同会社ですが、社会的認知度の高さや信用の点から見ると株式会社がまだまだ有利です。
初期費用の安さにとらわれず、どのような会社を目指すのかといった考えをもって設立にあたられたほうがよいでしょう。